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遠吠え

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このプロジェクトについて

土屋は50目前で病気した。それでもめげずに20代の若者と映画を学んだ。世代も枠組みも取っ払ったスタッフィングによる映画「遠吠え」で新たな未来を紡ぐ。若き才能と次世代に対するオッサンの情熱をご支援ください!



制作総指揮 土屋 士【信者 役】

1970年生まれ、東京都出身。劇団Studio Life、伊藤正次演劇研究所を経て2002年に演劇集団ツチプロを立ち上げる。プロデュース公演を主体とした演劇集団の主宰及び俳優と務める。直近の出演作品に映画「エッシャー通りの赤いポスト」(園子温監督)、「時の行路」(神山征二郎監督)など。



【50歳 役者】×【病気】=【映画製作】なのである。

演劇に関わり約30年。不器用なりに無我夢中で走ってきた。

私の演劇人生は、演技が下手過ぎて初主演舞台降板、貧乏過ぎて養成所退所、無謀過ぎて初プロデュース公演大赤字。そんな失敗のくり返しだったが、その悔しさは演劇に対する思いをより一層強くするものだった。
そうして迎えた2016年。
自身でプロデュースした舞台作品の演出家が、権威ある国内の某演劇大賞の優秀演出家賞を受賞。演劇を続けてきて本当に良かったと思える時間だった。これで、少しは生活が変わるかも…。

そんな想いを抱いた矢先、下半身に不穏な症状が…。

一晩でトイレに十数回。毎日、睡眠不足というストレスと不安に苛まれ耐えきれずに飛び込んだ病院の医師の一言は、「前立腺肥大症です。完治は保証できません」

愕然…。

「この先、自分は舞台に立てるのか?」「まさかオムツを履くのか?」

虚無感に捉われながら過ごした数ヶ月間。
そんな中、フラッと立ち寄った映画館にあったチラシを手に取り…気づいた時には、映画学校の生徒になっていた。

二回りも下の若者たち。
その豊かな才能たちとの出会いは、自分の新たな可能性を感じさせるものだった。

中でもひと際目を惹いたのが、シェークMハリス。
彼と互いに共通していたのは、

「毒にも薬にもならない映画は作りたくない。」ということ。

その共通点があったからこそ、彼と一緒に映画を作ってみたいという気持ちになったのだと思う。
逆境が自分の可能性を広げてくれる。
創作物に立場や年齢、肩書きは関係無い。
面白いものを生み出した者勝ちだという心意気でこのプロジェクトを進めていきたいと思っている。



脚本・監督 シェークMハリス

日本人とパキスタン人のハーフ。中央大学経済学部経済学科卒。大学在学中に『カミング、バック』(監督、脚本、編集、出演)でカナザワ映画祭「期待の新人監督」。2019年第八回関西学生映画祭入選。NCWにおいては『手遅れの葉一』で第12回映像グランプリ、うえだ城下町映画祭第18回自主制作映画コンテスト入選。



映画「遠吠え」の企画意図

2020 年5月。緊急事態宣言の真っただ中、国からの補償では全く足りずウーバーイーツを始めた。 東京中の色んな場所を自転車で巡った。ウイルスが蔓延する地上を僕ら働きアリが這い、巣籠もりしている金持ちたちに飯を届けに行く。「これが東京」。そう思った。

持ってる人は最初から持ってるし、持ってない人は最初から持ってない。この現状を「ひっくり返してやろう」と頑張ってはみるものの大抵はどうにもならす、「まあ、しょうがないよね」で片づけ、そのまま「しょうがない」と言いながら人生を全うする。

この映画の主人公、田之上隆二も40年間「しょうがない」と言い続けながら生きてきた男だ。そんな男に突然やってくるビックチャンス。人を殺して1 千万。まともな感覚がある人ならこんな仕事は受けない。けれど隆二は引き受ける。「しょうがない」自分の人生にケリをつけるために。隆二だけじゃない。アカネも千聖も教主も信者もこれまで「しょうがない」の束縛に囚われて生きてきた。彼らなりにそこから抜け出すために悪戦苦闘する物語でもある。物語は「葛藤」から生まれる。そして映画とは「運動」の「連鎖」。

じっとしている人を撮ってもつまらない。「しょうがない」運命に無様に抗う人たちを撮る方がずっと楽しいし、人生も多分そう。この企画の根本もそういうところから出発してるんじゃないかと思う。

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